通関士に向いているタイプは?

どんな人に向いている?

国際的な仕事に興味のある人

通関士に向いている人としてまずあがられるのは、国際的な仕事がしたいと思っている人です。実際の職場となるのは国内の港湾エリアや空港であり、仕事で海外へ行くチャンスがあるわけでもなく、外国人の方々と接して仕事をするわけでもありません。しかし通関士の意識のなかにはいつも、世界的な視野が広がっています。

  • 経済発展途上国といわれる国からの輸入品に「特恵関税」を適用する。
  • アメリカドル、カナダドル、香港ドルそれぞれのレートの違いを押さえる。
  • 貨物である鮮魚が捕獲された海域を確認する。

いつもそのよう世界のことを考える仕事ですので、やはり国際的な仕事に興味のある人に向いているといえます。

法律に興味のある人

通関士は、通関士試験で問われる関税法、関税定率法などの法律のほかにも、さまざまな法律知識が求められます。いわゆる「他法令」といわれている種々の法律です。
たとえば美術展など国宝(重要文化財)を日本に持ち込む場合は、文化財保護法の規制を受けますし、医薬品を輸入する場合は、薬事法が関係してきます。
試験では法律の名前くらいしか出てきませんが、これらの法律を理解していなと、実際の手続きはまったくわからないと思います。
通関士は試験に合格して、実務に携わるようになってからが本当の勉強です。法律に興味があり、常に自らを高める努力のできる方には、生涯興味の尽きることのない仕事です。

ゼネラリスト志向よりもスペシャリスト志向

通関士は、貿易業務のプロであり、通関業務のスペシャリストです。輸出入の申告書の作成や税関への対応を通じ、「通関業務」という限られた業務のなかで、専門知識とスキルを発揮するのが通関士です。ですからいろんな知識を「広く・浅く」志向するゼネラリストタイプより、何か一つのことを極めたい専門家志向の人に向いている仕事といえます。
昨今のように規制緩和が進む経過のなかで、通関の手続きはより厳密になる方向にあります。通関業務には今後いっそう専門的な知識が必要になり、通関士もその専門性を頼りにされることになります。

どちらかといえば緻密なタイプ

このことは事務系のデスクワークの仕事に共通することですが、通関士には緻密に正確に仕事を進める遂行力も大切になります。コンピュータへの入力ミスをしない、通関書類を隅々までチェックするなど、全ての仕事において、当たり前のことを、神経を行き届かせて行える資質も大事です。数字1つの入力ミスが、とんでもないトラブルにつながる仕事です。その点ではデスクワーク志向の、緻密なタイプの方が合っているといえます。

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